東京都新宿区市谷にある「市谷の杜 本と活字館」に行ってきました。
展示内容やショップ(売店)、開館記念ノベルティグッズ、周辺のおすすめスポットを、写真入りでご紹介します。
「市谷の杜 本と活字館」概要
「市谷の杜 本と活字館」は、2020年11月、大日本印刷(DNP)市谷工場跡地に誕生。
大日本印刷の事業の原点とも言える、「活版印刷」と「本づくり」についての理解を深められる施設です。
大正時代に竣工され、市谷工場の象徴として「時計台」の愛称で親しまれてきた建物を当時の姿に復元しているそうです。
展示内容
展示はコンパクトながら、印刷の美しさ・奥深さが伝わる内容です。
1階は、受付と、かつての印刷所(ファクトリー)の再現、喫茶。
印刷所の再現コーナーでは、文字のデザイン、活字の鋳造から、印刷・製本までのプロセスを紹介しています。
喫茶(カフェ)は、ホットコーヒー(160円)~とお手頃価格でこだわり豆のコーヒーが楽しめます。
※紅茶やオレンジジュースなどもあり。
ドリンクは、地階の「記録室」、または、2階の「活字ベンチ」で飲むことができます。
カップスリープには、印刷豆知識が印刷されているそうです ^ ^
2階は、企画展示室、制作室、ショップ(購買)、活字ベンチ&閲覧図書コーナー。
企画展示室は「活字と本づくり」に関連する企画展を開催する小スペースです。
2021年11月11日(木)~2022年2月27日(日)は
「秀英体111 秀英体ってどんな形?」を開催。
期間中は、1階カフェで、コラボメニュー
・「秀英初号明朝(抹茶ラテ)」
・「秀英明朝L(カプチーノ)」
も販売されるそうですよ!(どんなんだろ?…笑)
制作室では、印刷と本づくりを体験できるワークショップも開催。
卓上活版印刷機などアナログの設備から、リソグラフ・レーザーカッター・UVプリンターなどのデジタル機器まで揃っています。
そしてお楽しみはショップコーナー。
こだわりが感じられる印刷グッズや、書籍、製本に使う珍しい道具や材料なども販売されています。
見ているだけでワクワクします!
活字ベンチはただのベンチではなく、活字をモチーフにしたオリジナルベンチ。
随所に活字への愛とこだわりが感じられますね ^^
地階には、コインロッカー、記録室、「キューブで学ぼう!」コーナーが。
地階の記録室では「建物のひみつ!?」「松杭コーナー」「大日本印刷の歴史」を知ることができます。
ドリンクOKなのも嬉しいですね。
コインロッカーがあるのもありがたい! 私も使わせていただきました。
開館記念ノベルティグッズ
訪れたのがオープンして間もない時期だったので、開館記念のノベルティグッズをいただきました。
※数量がなくなり次第、配布終了となる可能性があります。
開館記念ノベルティグッズの素材は、なんと!
かつて建物を、大正時代から約95年間支え続けた「松の基礎杭」を加工して作られているのだとか。
校正者の必需品、ルーペも(感涙)
嬉しすぎます…大切に使います!!
そしてさらに、2階の制作室で作られたという活版印刷のしおりと、ポストカードもいただきました。
見える人には見える!? という、活版印刷特有の「インキの山路」。
みなさんには見えるでしょうか? ^ ^
→詳しく知りたい方は、印刷知識を深められるおすすめマンガ「印刷ボーイズ」第3弾で!
基本データ・アクセス・バリアフリー情報
来館には事前予約が必要です。
※公式サイトより、来館希望の2週間前から予約受付。
公式サイトはこちら
ワークショップへの参加は、入館後にスタッフの方に声をかければOKとのこと。
活版印刷愛にあふれる「市谷の杜 本と活字館」で、素敵なひとときをお過ごしください♪
※情報は、2021年11月時点のものです。
少し足をのばせば「MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」も
ご注意
<2022.3.7更新>
2022年2月28日~ 耐震工事のため当面の間、休業となっています。
営業再開は、2023年1月予定となっています。(公式HPより)
「市谷の杜 本と活字館」 から歩いて10分程度には、アートな香り漂う「MUJI com 武蔵野美術大学市ヶ谷キャンパス」があります。
店内には、洋服や雑貨、食品など、いつもの無印製品のほか、廃材や建材が販売されているのが特徴です。
創造性が刺激されるかも!?
カフェが広く、テラス席も広ゆとりがあるので、ベビーカーの方やワンちゃん連れの方が、のんびり寛ぐ姿も見られました。
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印刷会社の営業が主人公のマンガです。
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第三弾に活版印刷がテーマのお話があります。
\第一弾/
\第二弾/
\第三弾/