2022年(令和4年)10月1日から、全国の最低賃金が改定されました。
今回の改定は、過去最大の引き上げとなり、全都道府県平均時給は961円。
昨年度の時給平均より、31円のアップとなります。
ちなみに、
・東京都は 1,041円→1,072円。
・大阪府は 992円→1,023円。
・愛知県は 955円→986円。
と、昨年度と比べ、いずれも時給が31円アップしていますね。
大阪は初の「時給1,000円超え」です。
◎2023年度 各都道府県別の最低賃金一覧はこちら↓↓
物価高が家計をモロ直撃している昨今。
いやもう、ほんとに。値上げラッシュ~~
全国的に、少しずつでも最低賃金が上がっていることは大変喜ばしいこと。
ではあるのですが。
が。
この記事のタイトルは、どこか愁いを含んでいます(笑)
なぜか。
それは。
自分の時給が最低賃金にぐんぐん近づいているから…(涙)
現在の私の時給は、数年前の最低賃金がベースで設定されています。
私が入社した当時と比べると、最低賃金(時給)は100円以上も上昇しています。
入社以来、校正業務や、それに派生する仕事のキャリアを積んだことで、少しは時給が上がったものの、それ以上に最低賃金も上昇しているのです。
そうなると、『現在の時給は、実質的には、校正実務経験なしで入社した「研修期間中」の時給から上がってないんじゃないか説』が、チラチラ頭をよぎるわけです。
2022年10月1日以降に求人募集をするにあたっては、東京であれば「時給1,072円以上」が必須になるので、これから仕事探しをする人にとってはプラスになりますよね。
一方、現有スタッフの時給はどうでしょうか?
頻繁に人を募集する会社であれば、新人の時給(=最新の最低賃金)に合わせて、既存スタッフの時給もアップされるのかもしれません。
「新人と、経験豊富な既存スタッフの時給がほぼ変わらない」だと不公平感を生み、モチベーションの低下につながりますしね。
しかし、めったに人を募集しない会社だと、給与もなんとな~くの現状維持が続き、世間の時給相場から離れていってしまうケースが多いような。
給与交渉って、なかなか、自分からは言いだしにくいですよね…
「時給上げてあげてくださいっ」ってDAIGOが言ってくれるディップのCMが話題になっているのも、「言えないよなぁ…」とモヤモヤしている人が多いということでしょうか。
最低賃金はあくまでも、現在の経済状況において生活を保つのに必要な、「最低限」の賃金。
物価高が止まらない昨今、新たに採用する人と同様に、継続して働いている人の給与についても再考され、正規・非正規に関わらず、モチベーションをもって働ける職場が増えていってほしいと切に思うのです。
余談@
先日、家のポストに、近所の会社の求人チラシが入っていました。
「実務未経験者でもできる、簡単な事務のお仕事!主婦&学生歓迎。好きな曜日・時間でOK♪」
と好条件が書かれていました。
実務経験20年越えの私と、ほぼ変わらない時給額でした。
切なさがこみ上げてきたとです…(ヒロシです…)
限られた自分の時間をどう使うのか。
どのように校正の経験を積んでいくのか。
そして、これからあと何年働けるのか。(←切実)
時給が百円違えば、年間で十万円以上の差が出てきますしね。
「時給の高さ」で考えると、やはり派遣がピカイチでしょうかね…
【マイナビスタッフ】↑マイナビグループの派遣会社「マイナビスタッフ」は、事務職(約40%)に次いでクリエイティブ系職(約32%)が多いです。「フリーワード検索」で「校正」と入力すると、校正や、校正に関連するお仕事がけっこうヒットしますよ。
もちろん、生身の人間が働くわけですから、時給だけでは計れない部分もあるわけで。
悩むお年頃です。