約6か月通った日本エディタースクール 全日制「校正者養成専門コース」。
講座内容と時間、クラスの雰囲気などをまとめてみました。
カリキュラム(科目)の概要
日本エディタースクールにはさまざまなクラスがあります。
全日制の「校正者養成専門コース」はそれらの中でも、一番みっちりと時間をかけて、校正業務に必要な専門技術と幅広い知識を学んでいくクラスです。
科目は、大きく3つに分類されます。
<校正基礎科目>
●校正の基本/縦組校正I(原稿引合せ)/縦組校正II(赤字引合せ)/横組校正I(原稿引合せ・赤字引合せ)
→校正の基礎を学んだあと、実技訓練を行い実務能力の向上を目指します。
個人指導で、先生が丁寧に添削してくださるので、問題点や弱点を把握できます。
●用字用語知識/辞書の使い方/漢字の読み書き練習/校正者の心構え
→日本語表記や漢字の知識を学びます。
<校正訓練科目>
●縦組校正III(素読み校正)/横組校正II(素読み校正)
→昨今の校正において重要度が増している「素読み」に力を入れて訓練していきます。
※素読みとは:もと原稿や修正履歴との見比べはせず、校正刷だけに集中して点検すること。
●雑誌の校正/商業印刷物の校正/英文校正の基礎知識/〈中級〉検定訓練/〈上級〉検定訓練
→実務に応用できるよう、ジャンル別の知識や対応力、注意点を学びます。
検定訓練では、検定試験対策として試験問題を使った訓練を行います。
<校正に必要な編集知識を学ぶ科目>
●原稿編集/本づくりの基礎知識/印刷文字の知識/本の組方ルール/著作権知識
→校正と関連が深い原稿編集、組方、印刷などの基礎知識を学びます。
●校正者のパソコン・DTP知識
→デジタル画像原稿の扱いや組版(DTP)の基礎を学びます。
※科目は、私の受講時から少し変更があったようです。公式HPの最新情報をベースにご紹介しています。
出席日数(原則8割以上)と、実習課題の提出点数により履修認定。
基準に達した受講生には、修了証明書発行されます。
また、「校正者養成専門コース」を受講して基準に達した場合、「校正技能検定<初級>」も認定されます。
※それぞれの科目については、追って別記事にまとめていきます。
講義の曜日と時間
私が通っていた当時の情報ですが、曜日と時間は以下の通りでした。
<曜日>
原則、月~木曜日
※金~土曜日、および祝日の講義はなし。
お盆や年末年始は休業。
<時間>
10:30~15:00
1時限目 10:30~11:40(同一講義で2時間続く場合は10:30~13:00)
2時限目 12:30~13:40 (同一講義で2時間続く場合は12:30~15:00)
3時限目 13:50~15:00
※昼休み50分、休憩10分。
休憩は10分なので、トイレに行くぐらいで終わってしまいます。
お昼は、教室内で食べてもOKでしたよ。
クラスの雰囲気
私の通ったクラスは、20人弱で、男女比はおよそ「3:7」ぐらいでした。
年齢層は20~40代ぐらいでしょうか。
もしかすると、私が一番年長だったかも!?
子育てを終えた方が多いのかな?というイメージを持っていましたが、もう少し若い方(30代前半~半ばぐらいの方)が最も多かったように思います。
校正経験があります!という方はほとんどおらず、未経験から学ぶ方が大多数でした。
クラスメートとは、席が近い人に挨拶したり、廊下で会ったら一言二言話したりするぐらい。
残念ながらあまり話す機会はありませんでした…
でも、男性陣は本の貸し借りをするなど、けっこう仲良くなっているようでした。
「クラス全体で集まろう!」みたいなことはありませんでしたが、席が近い人同士でLINEでつながっているケースはありましたよ。
あの時一緒に学んだクラスメートたちは、元気にされているかな…?
今でもふと懐かしく思い返す時があります ^ ^
※掲載の内容は、私が「校正者養成専門コース」を受講した時のものです。