「古畑任三郎」を見ていて「あ、これ校正者も同じ!」と思うことがありました。
校正者と古畑任三郎の共通点はなんでしょうか?
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それは「人は必ず間違える」と身をもって知っていることではないでしょうか。
古畑任三郎はよくこんな言葉を口にします。
「完全犯罪なんてものはありません。人間がすることには必ず間違いがある。ほころびが生じるんです。」
そうそう! ほんとにそう!!
商業印刷の校正者になって3年。
この間、新規の原稿で、ひとつも赤字や疑問が入らないパーフェクト原稿は、ほぼ0!でした。
完全流用(=前回のデータをそのまま使って新しい原稿をつくる)であっても、なにかしらのミスや不具合が生じることが多いです。
たとえば、
●消費税率が変わっていた
●総額表示義務化(2021年4月1日~)→税抜金額だけの記載は×
●ロゴが新しくなっていた
●マップに載っている店が閉店
●銀行名が統廃合で変わっていた
●写真に載っている担当者が辞めて今はもういない
●謎の不具合(DTPではたまに起こりますよね)
などなど、チェックすることは多岐にわたります。
人間がやることは、必ずと言っていいほど、ヌケやモレがある。
「おっ、今回の原稿は大丈夫かも…?」
「あの丁寧で慎重なAさんの作った原稿だから、まさかミスはないよね」
などと思っていても、なにかしらのフィードバックはあるんですよね、不思議なことに。
DTPだと、制作者の意図しないところで不具合が起きていることも…(変なズレとか、リンクエラーとか。ほんと恐ろしい…)
だからこそ、校正者が俯瞰的な目でチェックすることが必要不可欠なのでしょう。
校正者と古畑任三郎。
その意外な共通点は「人は必ず間違える」ことを、身をもって知っていることだと思ったのでした。
田村正和さんの魅力が炸裂する古畑任三郎は、クスリと笑えるしかけもいっぱい!
三谷幸喜さんの脚本の面白さが光る傑作ですね。小学生の子どももすっかりハマっています☆
田村正和さんを偲んで、全話見返したいです!
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