仕事や会社がものすごく嫌というわけではない。
仕事を始めててしまえば、気分が乗ってくる。
でも。
「明日からまた仕事か…」と気分が沈んでしまうことは、誰しもあるのではないでしょうか。
私も、休み明けは大体いつもそんな感じです。
本当にものすごく嫌!!
もうムリ!!!
な場合は、根本的な原因を見つけて対処する必要があるのかもしれません(転職や働き方を変えるとか)。
ただ、私の場合、「楽しかった休みが終わってしまう…」という、寂しさ・切なさや、「お布団でぬくぬく寝ていたい」という欲求が大きな原因です。
いわゆる、「サザエさんシンドローム」というやつかもしれません。
「明日からまた仕事か…」のプチ憂鬱をちょっとでも減らしたい。
いろいろ試した結果、私が実行している3つの解消法をご紹介します。
続きがメチャクチャ気になる本を読む
推理小説など「続きが読みたい!」と思える本を、通勤時間か仕事の休憩時間にだけ読むようにしています。
あくまでも、読むのは「通勤時間 or 仕事の休憩時間」だけ。
あえて、オフの時間には読まないのがポイントです。
そうすることで、例の「明日からまた仕事…」モードになった時、「あの続きが読めるしね…」と、少しだけ前向きになれるのです。
最近読んだおすすめは、金田一耕助シリーズでおなじみ、横溝正史の長編ミステリー「夜歩く」。
新聞記事で「最後で、あーと声をあげそうになった」と紹介されており、いったいどんなストーリーなのか!?と興味津々で読みはじめました。
確かに!!
読んでいくほどに続きが気になります。
そして最後の大仕掛け!
いつもは長く感じる通勤時間が、あっという間に過ぎていきました。
江戸時代まで遡る物語の背景や、戦後の混乱も描かれており、興味深かったです。
身体的特徴がストーリーの鍵を担っているのも、当時だからこそかもしれませんね。
もう1冊は、短編ミステリーの書き手として注目を集める、矢樹純さんの「マザー・マーダー」。
全五話の連作短編集。
全体を通していろいろな伏線が張り巡らされており、それぞれの話が微妙に絡み合っています。
たとえば、一話目で登場した人物が、数年後を描いた別の話で登場していたり。
つながりがあるような、ないような…
全体を一貫するテーマとして「狂気をはらんだ黒い母性」を感じました。
「夜歩く」も「マザー・マーダー」も、正直、読後感はあまりよくなかったです。
「え、みんなこんなブラックな顔を持ってるものなの!?」
とおののいてしまいました。
(現実でも想像をはるかに上回る恐ろしい事件が起きていますが…)
でも、ページを読む手が止まらない!
「マザー・マーダー」は、掟を破って帰宅後も読んでしまいました…
私は子どもの頃から推理小説が好きだったので余計にはまったのかもしれません。
もちろん、ビジネス書でも歴史小説でも、漫画でも、興味のあるジャンルの本でよいと思います。
「続きが気になる本」、ぜひ探してみてください。
「ちょっとだけ贅沢」な朝食を用意しておく
「食欲に訴えかける」方法です。
私の普段の朝食は、ヤマ●キやパ●コなど、スーパーで売られているパンで軽く済ませます。
でも、休み明けは、街のパン屋さんなどで「ちょっとだけ贅沢」なものを用意しておきます。
朝、布団の中で「うぉーーー。もっと寝ていたい」という睡眠欲求 VS 食欲で、食欲が勝つよう、あらかじめ仕込んでおくわけです。
で、さらにコーヒーも「休み明け用」の、ちょっとだけ高いドリップコーヒーを用意。
「あのパンとコーヒーが私を待っている」と思えば、布団から出る億劫さが、少しやわらぐような気がします。
「少し先のお楽しみ」を決めておく
ゴールデンウィークが終わると、「祝日ゼロ」の6月が待っています。
祝日ゼロ。
日曜にしか赤字がないカレンダー。
祝日がしばらくない絶望感ときたら、もう…
しかし!
普通の土日であっても、たとえば
・近所のちょっと良さげなお店でランチ
・居心地の良い図書館巡り
・公営の優雅な庭園巡り
など、それほど遠出をしなくても楽しめることはあるものです。
さらに、「次の連休の予定を立てる」というのもアリですよね。
旅行やコンサートなど、「これがあるから頑張れる」的な。
「少し先の楽しみや生きがい」が、毎日の生活にハリをもたらしてくれるはずです。
とはいえ、休み明けは無理せずボチボチと
まとめ。
「明日からまた仕事…」のプチ憂鬱を軽減するために実践しているおすすめ方法は、以下の3つです。
①続きがメチャクチャ気になる本を読む
②「ちょっと贅沢」な朝食を用意しておく
➂「少し先のお楽しみ」を決めておく
とはいえ、休み明けはいろいろツラいし、気が乗らないものですよね…
無理をしすぎず、体や心の声に耳を傾けながら…が一番だと思います。
頑張る時とのメリハリをつけつつ、自分のペースで「細く長く」、仕事人生を歩いていくのが良いのではないでしょうか。
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◆この記事で紹介した「ページをめくる手が止まらない」ミステリー
【止まらない度 ★★★★☆】
【ブラック度 ★★★★☆】
【止まらない度 ★★★★★】
【ブラック度 ★★★★★】