☆2023.1.4 更新☆ 2023はどんな年に?

日本エディタースクール受講記録(3)「本づくりの基礎知識」

※本ページにはプロモーションが含まれています。

私は校正者になる前、日本エディタースクールの全日制「校正者養成専門コース」を受講しました。

講義で学んだことを、科目ごとに紹介していくシリーズ第3回目は
「本づくりの基礎知識」です。

●「これから日本エディタースクールに通うことを検討している」
方はもちろん、
●「どんなことをスクールで教えているのか知りたい」
●「独学で校正の勉強をしている」
といった方々の参考になれば幸いです。

「昔、通ってたよー」という方は、過ぎ去りし日々をご一緒に懐かしみましょう。

なお、日本エディタースクール「校正者養成専門コース」のカリキュラム全体像は、以下の記事でご紹介していますので、ぜひチェックしてみてください↓↓

3つに分類されるカリキュラム、「本づくりの基礎知識」はどこにあてはまるのか

日本エディタースクールの「校正者養成専門コース」のカリキュラムは、以下のように3分類されます。

1 校正基礎科目
 校正を行う上での基本的な知識を学び、演習する。

2 校正に必要な編集科目
 校正者として知っておきたい編集に関する知識を学ぶ。

3 校正専門科目
 さらに一歩進んだ校正に関する知識を学び、演習する。

これらのうち、「本づくりの基礎知識」で学ぶ内容は、「2 校正に必要な編集科目」にあてはまります。

次章では、講義の内容をもう少し詳しく説明していきます。

「本づくりの基礎知識」講義の内容をざっくり説明

「校正者養成専門コース」では、「校正」のことはもちろん、「校正者として知っておくべき編集や印刷・製本などの知識」についても学びます。

「本づくりの基礎知識」は、「編集や印刷・製本」のことを学んでいくにあたっての、「入門」となる科目です。

「本づくりの基礎知識」の講義内容を、おおまかにまとめると以下のような感じです。

●本づくりの基礎知識
→「2 校正に必要な編集科目」

「本づくりの基礎知識」の講義では、本の各部の名称から、編集、印刷・製本までの、本や出版に関わる基本知識をトータルに学びます。

□「本」についての知識
 ・本の種類やサイズ(本製本と仮製本、綴じ方、AシリーズとBシリーズなど)
 ・本の各部の名称(表紙・小口・のど・背・チリなど)
 ・本の内容構成(前付・本文・後付、ノンブル・柱・段など)

□編集の知識
 ・原稿整理
 ・原稿指定

□印刷・製本の知識
 ・印刷方式
 ・印刷用文字(フォント)
 ・組版システム
 ・印刷会社における訂正の処理方法

一見、校正をするうえで必要なさそうに思えますが、校正者(特に書籍の校正者)は、こういった知識をある程度、理解しておく必要があるのですね。

「本づくりの基礎知識」の講義で使用する書籍

◼️新編 校正技術
「本づくりの基礎知識」の講義では、「講座テキスト版①」(=緑色の冊子)を使います。

「本づくりの基礎知識」で感じたたことを一言で表すと?

「本づくりの基礎知識」で感じたこと。

それは、

「本はまるで生き物のよう」

ということです。

単純に、『「耳」や「のど」「背」など、本の部位に生き物のような名前がつけられている』ということもあります。

それと同時に

本1冊作るのに、たくさんの人の思いが込められている

ということを知り、いろいろな人の想いが集まった、『意思(人でいうなら「人格」)』を持ったものであるように感じました。

多くの人が関わり、想いをこめて作り上げられる「本」。

その信頼性を担保する「校正」という仕事だからこそ、言葉に対する感受性はもちろん、編集や印刷などの幅広い知識が求められるのでしょう。

校正者として自らが「原稿編集」や「原稿整理」をしたり、修正作業を行うことは、あまり無いかもしれません。

ただ、本をつくる作業工程の流れの中で、「校正」がどのような立ち位置で、前後にどんな工程があるのかを学ぶことで、仕事への向き合い方が変わるように思いました。

校正を学ぶ人におすすめの本

印刷ボーイズシリーズ/

校正技能検定対策にも◎
印刷の仕組みや業界の裏側がマンガで学べてとにかく面白く、しかも役に立ちます。
電車の中で読み、何度もふきだしてしまいました…

★2021年9月2日、シリーズ第3弾 発売★
↓別記事にレビューを紹介しています。

☆最新刊☆ 印刷ボーイズシリーズ第3弾

・印刷ボーイズシリーズ 第1弾

・印刷ボーイズシリーズ 第2弾

\校正者はもちろん、ブログやSNSで言葉を発信する人にも読んでほしい1冊/

校正者になるまで

体に負担のない正しい姿勢をサポートしてくれる、書見台。

▼天然竹を使用したこちらの商品は、傾斜が細かく調節でき、文字も書きやすそうです。

▼こちらも本受け部分が折りたたみ式で書き込みがしやすい&持ち運びしやすい仕様。

▼こちらは、角度調節可能な書見台+傾斜のあるライティングボードがセットになっており、使いやすそうです。

上でご紹介した3点は、ノートPCやタブレット端末にも対応。

比較的お手頃な値段ですので、仕事はもちろん、読書や勉強などにも使えます。

作業をする時、下を向いた状態が続くと、心身の不調の原因となる「ストレートネック」になる恐れも…

目線と画面の高さを合わせることで、眼の疲れや首こり・肩こりを軽減できるそうですよ。

私も実際に試してみましたが、傾斜があるのとないのとでは、疲れ方が全然違うと実感しました。

今や、夫が自宅で仕事をする時の必需品となっています。

1家に1つあれば家族でシェアでき、テレワークや勉強、読書など、いろいろなシーンに使えるので、とてもおすすめです。


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